・ラズさんの神器発動による寿命の代価について
これ前の日記でも書いていたのですが、わりと勘違いされやすいので改めて言います。
ラズさんは春剣中に何度かアイオーンを使用していました。
そのたびに寿命が減っていたので『アイオーン使用=寿命が減る』と勘違いされてしまいます。
ですが、そうではなくラズさんは神器アイオーンの所有者ではありません。
通常神器の所有者でなければ、その神器の発動は使えません。
しかし、ラズさんは『ロアドゥ族』という地王エルドラード直径の子孫のためにその血に宿った力を使い『自らの寿命を代償にあらゆる神器の発動が可能』となっています。
これ、わりと勘違いされやすいのですが、まあ作中の説明の仕方や印象だと仕方ないと思います。
なのでミレス先輩がアイオーンを使うたびに「大丈夫?寿命減らない?」とか一部のプレイヤーは思ったかもしれませんね……結論から言いますと減りません。
ミレス先輩はアイオーンの所有者に選ばれたのでアイオーンの発動は自由に使えます。なので、やっぱりここらへんが所有者に選ばれた者と特権ですね。
ちなみにこれも前に言った記憶がありますが、ラズさんは上記のロアドゥ族の能力から他のあらゆる神器の発動も自在に出来ます。ただし寿命減りますが。
なのでレイドからファルーア借りて、次元移動や時の超加速も出来ます。寿命減りますが。
・ルティ編のレイドの弱体化
これも、もしかしたら勘違いしてる人がいるかもなので言っておきます。
ルティ編で仲間になったレイドは黙示録の獣時の時より弱体化しています。それも結構。
というのも作中でガルムにレプリカの『破壊者』の力で彼の中に残った獣の力が破壊されたためです。
まあ、これも作中でガルムが言ってますが、これのせいでレイドはこれ以後、獣システムの修復もできないほど自身の獣システム破壊されてます。
レイドが仲間になった時、MPがずっと固定なのもこの獣システムが破壊されたという設定のためです。つまりもう成長できないし、修復も出来ないということを表していたのです。
なので、このあとヴァイスとかがレイドの正体に気づいても、レイドを本来の獣システムに戻すことはできません。もっと言うとレイドはこれの影響で人間並みの寿命になり、あまり長生きも出来ない体になります。
なので非常に皮肉なことですが、ルティ編のレイドはシステムとしては本当にボロボロになるのですが、ある意味彼が望んだ『人間』という形に近い状態となりますね。
ということで単純な強さに関してもティオン編のレイド>ルティ編のレイドということになります。
まあ、ティオン編のレイドはわりと悲惨な運命辿ってますが、あれは私の好きな「人に憧れたキャラが結局人に行き着くことなく志半ばで終わる」というシチュエーションまんまですが。
この辺は星の伝承というかメモリーオブイシュタルのエルナトとか、その辺からも来てますね。
多分賛否両論なのでしょうが個人的にはティオン編のレイドの終わり方は気に入ってます。
・ティートとアルトサウディウスとエルドラシルの関係
次にアルトサウディウスのレプリカでもある滅びの帝王アバドーンことティート。
彼はマクスウェルの被験体ですが、例によってオリジナルの意思や記憶を多少なりとも引き継いだり、それに影響されたりしてます。
ここらへんはミュウさんなどと同じですね。
ただし、ティート君の場合ここらへんの感情がオリジナルであるアルトサウディウスとちょっと違います。
というのもティート君はアルトサウディウスのレプリカであり、ようはティート君にとってアルトサウディウスというのは「父親的な存在」になります。
その「父親」がこがれた相手がエルドラシルであり、そのためティート君にとってはエルドラシルは「母親」的な立ち位置になるのです。
これは彼自身がレプリカという存在で生まれたために親兄弟を持たないから、自分のオリジナルを父に見立てて、エルドラシルに対して感じる感情を「愛」より「家族に向ける愛」「家族への憧れ」という感情に変わったのです。
まあ、これは作中でも彼が言っていましたね。
これがティート君の魂の本質になるので、滅びの帝王として君臨していた時代でもわりと自分の部下や側近を家族として扱ったりしていました。とはいえ、それで満たされることはなく、だからこそエルドラシルを手に入れれば自分は本当の家族を手に入れられて満たされるんじゃ?と思っていたのです。
作中だとティート君はいい魔王のようにも見えますが、実は五大魔王の中でも最も魔王らしい魔王でもあるので、割りと危険ではあります。
というのも言った通り、彼はアルトサウディウスの本能をそのまま引き継いだ魔王なので、世界を滅ぼすという欲望に一番忠実です。だからこそ、頻繁に争いの大陸で戦いを仕掛けたり、魔王としての本分を歴史上でやってます。
ただそれでも人類を絶滅させようとしないのは上記にも語った彼のもう一つの魂の本能である『家族を求める寂しさ』があったため。
誰もいなくなった平野では自分の家族を手に入れられないので人類が滅ぶ一歩手前でいつもやめます。
これがアバドーンの中にある矛盾。人間を家族のように迎えることもあれば、人間を滅ぼそうともするよく分からない魔王。彼自身、自分の心のありようを完全には理解していません。
なので実は五大魔王の中でも一番危険な存在だったりします。作中だと可愛い男の娘ですが、それに騙されたらいけませんよ。
あと見た目に関してなのですがティート君状態だとアルトサウディウスにはそんなに似てません。
ただ最後に全力を出した際のティート君のあの姿はアルトサウディウスに似てます。というよりもあの姿が本来のアバドーンの姿なので、あれこそがアルトサウディウスのレプリカと言っていいです。
なので最後のあのアバドーンの姿を15,6歳くらいの姿にしたものがアルトサウディウスに近いと思っていいです。
ちなみに私の中でのアルトサウディウスの外見年齢は15,6くらいで、これは少年でもなく青年でもない、ちょうどその間くらいの外見という設定にもなります。ちなみに男とも女とも言える中性的な外見という設定。
なのでティート君の男の娘な外見もそんなアルトサウディウスの設定から来ております。もしかしたら小さい頃のアルトサウディウスもティート君のような男の娘な外見だったのかもしれませんね。
前に白の日記で色々設定とか語っていたのですが、それらの設定を改めてこちらで書き直そうかしら…。
割と重要なことも言っていたし、自分の中のエスペ設定をまとめるという意味でもやっぱりこうして目に見える場所に書くって大事なんだなと最近思いました。